安全な製品が欲しければ、原料の栽培方法からこだわるべし
CBDグミの原材料はヘンプという植物です。
ヘンプイコール危険薬物といった誤った知識を持たないあなたなら、むしろCBDを植物由来の成分だから安心と受け止めることでしょう。
正しい情報を得るためにきちんと調べるあなた、だからこそ「有機栽培された・オーガニックの」ヘンプが使われているというのにさっそく飛びついているかもしれません。
ですがヘンプの場合、有機栽培だから安心とは言えないのです。
牛のふん・落ち葉といった自然のものを肥料として使用するのが有機栽培、もしもその肥料が未完熟だった場合は「硝酸態窒素」という成分がそこで育てる植物に多く蓄積されすぎてしまうのです。
アメリカにて新生児が次々と突然死したというブルーベービー症候群が1950年頃に起こりました。
その原因も硝酸態窒素、どれだけ危険な存在か分かるでしょう。
もちろん化学的に作られた肥料だってどのような悪影響を及ぼすことか、それなら肥料は使わなければいいのではといった考え方も乱暴なものです。
ヘンプは栄養が乏しい土地であっても育つ植物ですが、最低限の栄養だと大きさも小さくなってしまいます。
そこから抽出されるCBDの量も同じく少なく、産業用として使用するのに適したヘンプとは言えないのです。
少しでも大きく育てるには肥料は必須、つまり肥料が使われていないヘンプで作られた製品が日本にまで出回ってくることはありません。
それなら安全性を考えた肥料を選択しているこだわりの農家のものかどうかが判断基準となってくるわけです。
ちなみに、4年から7年あれば肥料はしっかり完熟させることが出来る、そうすればブルーベービー症候群なんて起こることはありません。
硝酸態窒素を排出する未完熟肥料が使われていない・化学肥料も不使用、そんなヘンプこそが安心です。
インターネットで調べると、自家栽培もお勧めとされています。
農薬無し・更には肥料も無しで作られたヘンプというわけです。
それならどうやって大きく育てるかというと緑肥を与えるのです。
緑肥というのは栽培した植物をそのまま収穫しないままに土にすきこんで、それを後から栽培する作物の肥料とすることを指します。
例えば大豆などが緑肥となります。
収穫量は2割ほど減ってしまいますが、その分費用は安く抑えられるのがメリットです。
自家栽培という言葉だけに踊らされて選ぶのは危険だというわけです。